ドリームワークス山内喜代美のブログ

COLUMN |

「声の大きな人」が世の中を動かしている。それでいいの?

「リーダーになってほしい人はどんな人ですか」

と聞くと

明るい人
元気な人
引っ張って行ける人

という返答が返ってきます。

そのような人は
総じて声が大きく
情報の発信が上手な人が多いです。
企業はもちろんですが、
政治家や
スポーツ選手
芸能人が良い例ですね。

声の大きい人の意見は耳に入りやすいのです。

「自分についてきて!」

「協力して!」

と人を導くのであれば

声の大きな人のほうが断然有利です。

このリーダーについて行きたい!

と思ってもらうには

声が大きい人のほうが影響力は大きいのです。

だからと言って同じ人の意見ばかり聞いていると

情報が偏ります。

注意しなければならないのは

不正確な情報でも

勢いに押されてしまうこともあるということです。

総じて

声の大きな人の意見に従っていた方が楽ですし

一度反対意見を唱えると

今度は大きな声で異論を唱えられるので

面倒な事になることもあります。

だから

周囲の人は何も言えなくなり

声の大きな人が

その場を仕切っていくことになるのです。

それでは

どんどん組織は偏っていきます。

これからのリーダーは

「声なき声も積極的に聴いていかなければならない」

のです。

普段はあまり声の大きくない人

すなわち
意見を言わない人にも
想いがあります。
意見があります。

普段声を上げない人、

声を出すことが出来ない人だから

知りうる情報があり

そこに問題の本質が隠れていることもあります。

これからのリーダーは、

幅広くメンバーの声を聞いたうえで、

表面には出てこなかった情報にも耳を傾け

何をすべきかを判断することが必要です。

ちなみに
山内は声が大きいです

これは良いところでもありますが
使い方を間違えると
ただの強制になってしまいます。

そう。この話は私のことでもあります。

経営者として
コンサルタントとして
地域社会に生きるものとして
そして母として

私は
声をあげられずにいる人の想いにも耳を傾け

判断、決断をしていこうと思います。

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「自ら考え 自ら動きだす」
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